他の設備と同様に、キッチン周りについても打合せで色々と検討しました。打合せでは、色々な会社のキッチン設備のカタログをもらいました。その中で妻が望んだのはトクラスの製品でした。展示場でいくつかの代表的な設備を見た上で、トクラスのキッチンを採用することになりました。
トクラスのキッチン設備については、トクラスのWebサイトのカタログが参考になります。
うちで採用したものは、上のサイトで「Bb(ビービー)」と呼ばれているシリーズだと思います。シンクと天板、それとカウンター部分が、人工大理石と呼ばれる石のような素材になっています。
シンクの色は黄緑色。使用開始から半年以上経ちますが、困ったことは起きていません。黄緑色は相変わらず綺麗ですし、スポンジと洗剤で簡単に汚れが落ちます。
シンクと天板は熱湯に耐えられるそうですが、打合せの際に本当に熱いものはやめておいた方が良いと言われたので、アチアチのフライパンを置くようなことはしていないです。熱湯を流すことはありますが、確かに問題ありません。
シンクや天板の下に沢山の収納スペースがあります。この他に、背面に収納棚も設置しました。食器棚と家電を置く棚からなります。
背が高く、磨りガラスのスライド式のドアの食器棚を使っています。ドアは勢いよく閉めても柔らかいタッチで閉まります。建具のスライドドアと同じです。
家電を置く棚にはファンがついており、その棚のコンセントに接続した家電が動くと自動的に風を起こしてくれます。炊飯器が出す蒸気や、トースターが出す熱気が溜まらないようになっているわけです。おそらくそれらの家電の使用電力が一定量を越えたら感知して作動してくれるのだと思います。
もうひとつ、自動で動くものがあります。IHヒーターの上の換気扇です。IHヒーターはパナソニックの200Vのものを採用しています。ヒーターのスイッチを押すと勝手に換気扇が動き始め、ヒーターを止めてしばらくすると自動的に換気扇が止まります。
以前住んでいた家では、妻が料理をしてくれる際に換気扇をつけないことが多く、僕は熱いのが嫌なので度々スイッチをオンにするよう指摘することがありましたが、今はそのようなことがなくなりました。
IHヒーターも様々な製品から選ぶことができましたが、せっかくの機会なので、できるだけ上等なものを選ぶことにしました。200Vは当然として、いろいろな機能を備えているらしいものを検討した結果、パナソニックの製品となりました。
僕自身はまだ使いこなしているとは言えませんが、お魚もふっくらと焼けるし、タイマーが使えるし、お湯が湧いたら自動でオフにすることもできるし、油の温度はコントロールできるし、電源を切っても熱いうちは赤く光ってくれるので、気に言っています。
このほか、打合せのときに勧められて、浄水器を設置しました。ラピュールという会社の製品です。
ラピュールのWebサイトを見つけました。PDFの資料もあります。本体価格は10万円ほどになっていますが、僕たちが購入したときは住友林業のキャンペーンのため6万円程度で住んだと記憶しています。トクラスのシンクには追加の蛇口を設置できる余裕があり、そこに浄水器の蛇口をつけてもらいました。シンクの下に本体のカートリッジ部分があります。
資料にあるとおり、塩素などを取り除いた上で、ミネラルを補給してくれるタイプの浄水器です。住んでいる地域が軟水の地域のためコーヒーに向かないのですが、この浄水器でつくった水で淹れると美味しい気がします。未処理の水と同時に比べたことがないので、いつか比べてみたいと思います。料理はすべてこの水を使っています。
カウンターの手前には、写真にある棚を設置しました。設計担当の方のおすすめです。奥行きはそれほどないのですが、手前の壁が左右にスライドすることで棚にアクセスできるようになっており、見た目も綺麗だし、ダイニングで必要な箸やスプーンなどを置いておくのには重宝しています。