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2016年12月8日木曜日

電気自動車の導入

日産の電気自動車リーフを買いました。

ノートe-powerを検討していたのですが、試乗で乗り比べて、リーフに即決しました。

どちらもモーター駆動なので滑らかにスイスイと走ります。

ノートe-powerは走り出しが静かで力強いですし、Sモードで実現するワンペダルドライブはかなりおもしろかったです。ブレーキペダルを踏まないで、アクセルを緩めるだけで、交差点の停止線で止まれるという感覚は異次元でした。販売台数が月間首位に躍り出たそうですが、頷けます。試乗すると惚れ込んでしまう人が多いのだと思います。

ただ、Sモードの運転には慣れが必要なようです。僕には、カーブで対向車と出会う際、念のためブレーキペダルに右足をもっていく癖があるらしいです。試乗中、対向車接近時にアクセルをパッと緩めてしまったのですが、これはちょっと危険な運転操作でした。Sモードだとカーブを曲がりながらでも急な制動がかかってしまうので、車の姿勢が瞬間的に若干崩れました。

カーブで対向車が来てもアクセルを踏み続けられるように(緩めるだけで済むように)慣れれば良いのですが、慣れてしまったときに普通のオートマ車の運転でエラーを起こしてしまいそうな不安を感じました。平日と休日で車を乗り換えるうちみたいなケースには向かない気がします。

リーフも走り出しは静かで力強いです。ノートe-powerは高速でエンジンがうなり始めますが、リーフはタイヤの摩擦音などの外からの音のみなので、高速では新幹線でトンネルを走っているような感じになります。ノートe-powerに比べてシートの座り心地が良いし、シートとハンドルのヒーターが暖かいし、居住性も優れています。しかもノートe-powerに比べて、それほど値が張らないのです。

リーフのデメリットは、車幅がノートより大きいことと、バッテリーのみだから航続距離がe-powerより短いこと、それと、200Vの充電用電源を用意する必要があることです。このうち、車幅は慣れの問題なので不問にしました。バッテリーは30 kWなので、カタログ上は280 km走れることになっており、実際に使ってみた印象では、冬にエアコンを効かせた状態で85 kmの距離を走っても50%以上の電力が残っています。

最後のデメリット、200Vの充電用電源については、住友林業の建築士の方が「とりあえずつけておきましょう」と言ってつけていてくれました。玄関内にスイッチを設け、電気泥棒されにくくしてくれています。このパナソニック製の電源のおかげで、なんの躊躇もなくリーフを選ぶ事ができました。

注意点は充電ケーブルです。リーフに標準でついてくるケーブルは7.5 mです。うちはコンセント差し込み口から車庫が遠いため15 mのケーブルを追加購入する必要がありました。リーフのケーブルは細くて柔らかいけれどもしっかりしているので、足をひっかけないよう取り回すのが楽で満足しています。

いま家を建てようとしている人は、ケーブルの長さをよく考えておくべきだと思います。他社製のPHEV等は知りませんが、リーフだと15 mが限界です。リーフは正面にケーブル差し込み口がありますから、前向きで駐車することも考えると、家の壁に設置するコンセント差し込み口の位置はよく考えておいた方がよいと思います。