ウェブマスター

2016年5月11日水曜日

住宅ローンとつなぎ融資

我が家を建てるにあたり、住宅ローンを利用しました。そのあたりの経緯について、まとめておこうと思います。

先に断っておきますと、半年以上も前のことですからちゃんと覚えていないことも多いです。ここに書いてあることを鵜呑みにせず、営業担当の方に直接相談されるのが一番だと思います。

まず、つなぎ融資と呼ばれるものについて。これは、いわゆる住宅ローンとは別の借金です。住宅ローンの融資は建物が完成した後でないと実行されないので、完成以前に必要なまとまったお金を工面できない場合、つなぎ融資を利用することができます。

新築で家を建てる場合、建築請負契約が成立した時点での「手付金」や、棟上げが終わった時点での「中間金」など、まとまった金額を支払う必要が何度かあるというのが通例のようです。これらは資材の購入等にあてられるものなので請負金額の数十%に達するとのこと。これらの支払には住宅ローンが利用できないので、つなぎ融資を利用するわけです。

僕たちが住友林業で家を建てる際、土地の購入に関するものを除いて、家の引き取りのタイミングまでは多額の支払をせずに済みました。「手付金」や「中間金」と呼ばれるものがなかったのです。最後にちゃんと払ってくれるはずだからいいですよ、という感じでした。会社として資金力があるからなのか、あるいは支払能力を見定めた上で顧客を選んでいるからなのか、その理由は不明です。

とにかく、途中で多額の資金を工面する必要がなかったので、つなぎ融資を頼る必要がありませんでした。当然ながらそれに伴う利息も発生しないので、このやり方は顧客にとってお得だと思います。

住宅ローンについては、営業の方がお薦めの金融機関とサービスを紹介してくれました。返済計画なども一緒に考えて下さり、何度も一緒に金融機関の窓口に足を運んで下さって、満足できるかたちで融資を受けることができました。

営業の方が紹介して下さった金融機関は、住宅ローンの融資金を住友林業に直接支払うことができる金融機関でした。僕たちの口座には1円も入らず、住友林業の口座に直接振り込まれる形です。これは代理受領と呼ばれるそうです。この代理受領という仕組みのおかげで、融資を受けたお金を自分で住友林業に支払うという手間がはぶけました。

これらの資金計画については設計以前の段階から営業の方が丁寧に説明して下さっていたので、ど素人の僕たちでも、いつまでに何が必要で、そのためにいつどういったアクションを起こせば良いのかを、常に前もって知ることができました。営業の方が適切なタイミングで連絡を下さるのですが、僕たちの生活リズムをしっかり把握されていて、一番電話を受け取りやすい時間に連絡を下さったのもありがたかったです。

確定申告

家を新築して住宅ローンの融資を受けると、確定申告をしなければなりません。初めての経験のことだし、いろいろな書類が必要とのことで、当事者はかなり憂鬱になります。

確定申告の季節が近づいてきたころ、住友林業から郵便が届きました。そこには何と、確定申告に必要な書類がリストアップされているではありませんか。しかも、必要な書類のうちのいくつかは住友林業からかつて受け取ったものであり、それぞれがいつ頃、どのような書類と共に受け取ったはずのものであるかが書かれていたのです。これは非常にありがたかったです。

住友林業で契約すると、最初に大きな黒いカバンをくれました。そこに図面を入れたり、重要な書類を入れて保管するように言われていたので、そのようにしていました。このカバンとアドバイスが本当に的を射たものでした。引越を機にどこに保管したのかわからなくなったものが沢山あるなかで、住友林業関係の書類がひとまとめになっていたので散逸を防ぐことができました。

この書類セットのなかに、確定申告に必要な書類が入っていたんですね。設計図や契約書類はもちろん収められていましたし、長期優良住宅関係のものなど、例の書類リストを読んで初めて存在に気づいたものがいくつかありました。

わからないこと、不安なことは、全部、住友林業の営業の方に電話して教えてもらいました。提出すべき書類には、契約書など、コピーが必要なものがいろいろありましたが、どこまでコピーすれば良いかも教えてもらいました。こちらからの電話は一度ではなく何度も小出しになってしまいましたが、いつも丁寧に対応して頂けたので、本当に助かりました。

ネットであらかじめ書類を作成し、コピーが必要なものはコピーを添えて、確定申告会場に向かいました。提出ブースに並び、書類の束を担当者に渡すと、担当者が概要を確認して下さいました。それで確定申告は終わり。朝早くに行ったのですぐに終わりました。


以下、自分が確定申告(住宅ローン控除)をしたときに用意した書類のまとめ。

確定申告A
・(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書
 この計算明細書は自動生成される

地震保険料控除証明書(2枚)

源泉徴収票
・所得金額が3,000万円以下、および所得税額を証明する

借入金残高証明書
・償還期間が10年以上であることを証明する

登記事項証明書
*建物登記謄本
*土地登記謄本
・住宅の床面積(50平米以上)と所有割合を証明する

不動産売買契約書(主要部分のコピーを2部とる)
・住宅ローン控除の対象である取得価額を証明する

建築請負契約書(主要部分のコピーを2部とる)
#工事請負契約書
#着工合意書
#覚書
・住宅ローン控除の対象である取得価額を証明する

住民票
・家屋取得から6ヶ月以内の居住開始を証明する

長期優良関係の2書類(コピーを2部とる)
#住宅用家屋証明書
#長期優良住宅建築等計画の認定通知書


#マークをつけた書類は住友林業がくれたファイル類に入っていました。

*マークをつけた登記事項証明のための書類は、法務局の「かんたん証明書請求」で請求できました。郵送を依頼することもできますが、所定の事務局での受取りも簡単でした。指定された場所を訪ねて受付で受けとりに来た旨を伝え、わずか数分待つだけでゲットできました。