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2015年8月21日金曜日

無垢の床(ウォルナット)

住友林業のBF-Si (ビッグフレーム構法の家)に住んでみてわかったことを、気が向いた時に書き記そうと思っています。

今日は無垢の床の話。打合せの際に何度もお邪魔した展示場は、2階のホールの床が無垢の床、それもウォルナットの床でした。その歩き心地が印象的だったので、うちも同じものを採用することになりました。

無垢の床というと、Web上ではギシギシと音が鳴る(きしむ)ことがあると話題になることがあります。ですがうちの場合、そのような音は皆無で、非常に歩き心地が良いので満足しています(追記:半年経ってもきしみません)。

展示場では2階だけでなく1階にも無垢の床が整備されていました。打合せ当初、無垢の床を1階に入れたら2階にも入れた方がバランスが良いのかなと思っていたのですが、1階に無垢の床を入れたとしても2階は普通のフローリングにすることが多いと説明され、なんだそんなものかと安心して1階のみ無垢の床にしました。

1階から2階に続く階段を無垢にすべきかどうかについては少しだけ悩みました。設計士さんのお薦めは無垢。あとはコストの問題。結局、あれもこれも贅沢できないので、階段は無垢ではなく、色をウォルナットに合わせた標準仕様の床にしました。廊下から階段を望むと薄暗いので素材が異なっていたとしても気にならない、というのが住み始めて感じた印象です。



1階のリビングと、それにつながっているキッチンや廊下を無垢にしましたが、トイレや浴室の入り口は階段と同じく標準仕様のものにしました。これは、耐水性の高いシートにしておいた方が良いとの設計士さんのアドバイスに従ったものです。安く抑えられるところはホイホイとアドバイスに従いました。



というわけで、1階の床(当然和室を除いて)の大部分はウォルナットの床になっています。これにはメリットとデメリットがありました。

メリットは2つ。ウォルナット独特の落ち着いた美しさと、その歩き心地の気持ちよさです。晴れた日には外の明かりで木目が美しく映えますし、暖かみのある室内照明との相性もバッチリです。歩いていて気持ちいいので、家に帰ったらとりあえず裸足になります。要するに、日常生活の豊かさに資するということですね。経済的あるいは労働的メリットは皆無です。

デメリットは2つ。本質的には1つですが、2つ挙げます。

1つ目のデメリットは、隙間が深いのでルンバで完全に綺麗にできないこと。毎日ルンバに働いてもらっていますが、床材の隙間の大きめの塵が吸い上げられずに残っていることが多いです。このため、たまには普通の掃除機をかけなければいけないのですが、うちのような夫婦フルタイム共働きの家庭には難しい課題です。

2つ目のデメリットは、やはり隙間が深いので、子供がこぼした飲み物を拭くのが大変なこと。1歳の子は毎日何度もこぼしますし、3歳の子も時として重大なエラーを引き起こします。基本的にはサッと拭いて汚れがとれるのですが、床材の隙間に流れ込んでしまうと結構大変です。牛乳が毛管現象で入って行くので、ティッシュを薄く平らにしてそれを追いかけます。完全に綺麗にするのは無理ですね。

要するに隙間ですね。自然の造成物をできるだけ自然なまま使おうとすれば、どうしようもない問題だと言えます。

ちなみに、うちの無垢の床は住友林業さんお薦めの10年コーティングをしています。通常だったら毎年ワックスがけが必要らしいのですが、10年に1回のコーティングで十分らしいです。たとえ牛乳や麦茶を毎日こぼしていたとしても10年もつのか、そこんところは経験者のみぞ知るといったところでしょうか。

先日1歳の子が油性ボールペンで無垢の床に落書きをしました。かなり衝撃的でした。10年コーティングのおかげなのか知りませんが、鉛筆用の消しゴムで綺麗に消えました。

ちなみに、写真のカーテンはインテリアコーディネータの方のオススメのもので、埋め込みレールから吊ってあるため室内からの見栄えも良いです。レールが見えないですからね。

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