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2016年12月8日木曜日

電気自動車の導入

日産の電気自動車リーフを買いました。

ノートe-powerを検討していたのですが、試乗で乗り比べて、リーフに即決しました。

どちらもモーター駆動なので滑らかにスイスイと走ります。

ノートe-powerは走り出しが静かで力強いですし、Sモードで実現するワンペダルドライブはかなりおもしろかったです。ブレーキペダルを踏まないで、アクセルを緩めるだけで、交差点の停止線で止まれるという感覚は異次元でした。販売台数が月間首位に躍り出たそうですが、頷けます。試乗すると惚れ込んでしまう人が多いのだと思います。

ただ、Sモードの運転には慣れが必要なようです。僕には、カーブで対向車と出会う際、念のためブレーキペダルに右足をもっていく癖があるらしいです。試乗中、対向車接近時にアクセルをパッと緩めてしまったのですが、これはちょっと危険な運転操作でした。Sモードだとカーブを曲がりながらでも急な制動がかかってしまうので、車の姿勢が瞬間的に若干崩れました。

カーブで対向車が来てもアクセルを踏み続けられるように(緩めるだけで済むように)慣れれば良いのですが、慣れてしまったときに普通のオートマ車の運転でエラーを起こしてしまいそうな不安を感じました。平日と休日で車を乗り換えるうちみたいなケースには向かない気がします。

リーフも走り出しは静かで力強いです。ノートe-powerは高速でエンジンがうなり始めますが、リーフはタイヤの摩擦音などの外からの音のみなので、高速では新幹線でトンネルを走っているような感じになります。ノートe-powerに比べてシートの座り心地が良いし、シートとハンドルのヒーターが暖かいし、居住性も優れています。しかもノートe-powerに比べて、それほど値が張らないのです。

リーフのデメリットは、車幅がノートより大きいことと、バッテリーのみだから航続距離がe-powerより短いこと、それと、200Vの充電用電源を用意する必要があることです。このうち、車幅は慣れの問題なので不問にしました。バッテリーは30 kWなので、カタログ上は280 km走れることになっており、実際に使ってみた印象では、冬にエアコンを効かせた状態で85 kmの距離を走っても50%以上の電力が残っています。

最後のデメリット、200Vの充電用電源については、住友林業の建築士の方が「とりあえずつけておきましょう」と言ってつけていてくれました。玄関内にスイッチを設け、電気泥棒されにくくしてくれています。このパナソニック製の電源のおかげで、なんの躊躇もなくリーフを選ぶ事ができました。

注意点は充電ケーブルです。リーフに標準でついてくるケーブルは7.5 mです。うちはコンセント差し込み口から車庫が遠いため15 mのケーブルを追加購入する必要がありました。リーフのケーブルは細くて柔らかいけれどもしっかりしているので、足をひっかけないよう取り回すのが楽で満足しています。

いま家を建てようとしている人は、ケーブルの長さをよく考えておくべきだと思います。他社製のPHEV等は知りませんが、リーフだと15 mが限界です。リーフは正面にケーブル差し込み口がありますから、前向きで駐車することも考えると、家の壁に設置するコンセント差し込み口の位置はよく考えておいた方がよいと思います。

2016年7月30日土曜日

エコキュート

エコキュートは夜間電力でお湯を沸かしてくれるシステムです。お風呂のお湯を指定した温度を保ってくれるので快適なお風呂を楽しめます。



エコキュートのお湯は、お風呂、キッチンの流し、洗面所だけでなく、どうやら食器洗浄機にも使われているようです。キッチンの側にモニターが設置されており、リアルタイムに使用湯量を表示してくれるのですが、食器洗浄機をスタートするといくらかのお湯が使われている様子がわかります。

エコキュートのモニターはお風呂の中にもあります。これで風呂桶の温度と、シャワーの温度をコントロールしたり、キッチン側のモニターと通話できます。特に子供をお風呂に入れる際に、この通話はとても便利です。

実は入居して1年以内に、お風呂のモニターが壊れました。ディスプレイが真っ白になってしまい、事実上、操作不能になったのです。キッチン側のモニターが生きていたので大事には至りませんでしたが、何も見えないのはいささか不安でした。

住友林業のメンテナンス担当に連絡すると、すぐに対応して下さいました。本当にすぐ。まず、パナソニックに連絡が行き、パナソニックから電話がありました。すぐ行きますと。平日はこちらも対応できないということで、日を置いて休日に来て頂きました。

担当の方が新しいモニターを持って来て下さって、すぐに新品になりました。入居1年以内なのでもちろん無料でした。1年以上経過すれば、今度は火災保険のパックで対応できるはずですが。

住友林業以外はどうかわかりませんが、この会社は本当に対応が素早いので、いろいろと感謝しています。先日、入居1年を迎える前の点検がありました。メンテナンス担当の方が3時間ぐらい滞在されて、根掘り葉掘り、こまかくチェックして下さいました。気づいた箇所はすべて、その場で補修するか、メーカーへの連絡等をして下さいました。

アフターサービスの充実という点でも、住友林業を選んで良かったです。

和室

お客さんのお迎え用に、和室をつくりました。

4.5畳なので小さな部屋ですが、赤ちゃん連れのお客さんが来られたらオムツ替えコーナーになり、日常的に使うカバンなどの仮置き場として重宝しています。

カーテンはブラインドっぽい折りたたみ式のものを採用しています。写真で見せるのは難しいのですが、目に優しい綺麗な色なので気に入っています。



畳は紙製のもので、0.5畳単位になっています。ふみ心地がしっかりとしていて、くつろぐには丁度良いです。


和室からトイレにはリビングを経ずに廊下で行けるようにしています。また、お客さんがいても、お客さんと会うことなく2階と1階を行き来できるようにしました。子供達が大きくなったとき、少し居心地が良いのではないかと思います。

和室と、リビングと、廊下の間には段差がありません。ルンバにとっても最適な環境です。


太陽光パネル

我が家の屋根には、営業の方の勧めもあって、太陽光パネルをつけています。

発電状況はリビングのモニターで知ることができます。入居前にすべての手続きを住友林業の方がやってくれていたので、何の苦労もなく、売電もできるようになりました。



6月の電気の明細が来ましたが、使用電力の金額より、販売した金額が上回っていました。寒い季節は使用電力の方が高くなっていましたが、年間を通してざっと計算すると、おそらく、オール電化であるにもかかわらず、ほとんど電気代が発生していません。

太陽光パネルの設置にはそれなりの額がかかっていたのですが、なんだか得した気分です。

あと、この太陽光パネルがつくった電気を非常に使用することもできます。リビングルームに1つだけ、日頃は使わないことになっているコンセント差し込み口があります。停電時はこちらから電気を使うことができるそうです。




簡易ハンガー

営業の方の提案で、廊下の壁に、簡単なハンガーを設置しました。ちょうどリビングから見えない位置で、通行を妨げない場所にあります。

帽子を掛けたり、着ていく服をとりあえず掛けたり、便利なのでよく使っています。


階段

うちは二階建てで、階段を上るとホールに出るようになっています。

言い換えると、ホールからすぐに階段があるので、建築が始まる少し前、1歳の子が歩き始めたばかりだったので不安に感じ、簡単な柵をつけることも検討しました。

柵の案を建築担当の方に告げると、二つ返事で、「では壁を補強しておきましょう」と言ってくれました。ですからこの階段を登ってすぐのところは突っ張り柵を設置しても痛まないように補強されています。



結局、入居時にはそこそこしっかりと歩けるようになり、子供はまだ親が離れると寂しく、ひとりで動くよりも親を呼ぶという状況だったので、間違って階段に侵入して転げ落ちることもなさそうだ、ということで、柵は設置しませんでした。



この階段、手すりが丁度よい高さにあり、大人にも低すぎず、4歳の子供にも高すぎず、といったところです。それ以下の年齢は、だっこか、手をつないで上り下りするので、そもそも手すりを多用しません。

ウォークインクローゼット

我が家では、設計担当の方のアドバイスを受けながら、寝室の隣にウォークインクローゼットを配置しました。



寝室との間に建具を設置せず、容易に出入りできるようにしています。これは設計担当の方の、建具が無い方が便利、とのアドバイスに従ったものです。確かに、ハンガーを手にぶら下げながら、あるいは畳んだ服を両手で抱えながら出入りするので、建具があると不便だったかもしれません。

写真のとおり、クローゼットの両側にパイプがあり、沢山のハンガーをかけられます。情報分電盤は左側の棚の上にあります。この写真は引き渡し当初のもので、現在は、のれんのようなものをぶら下げています。

LED照明を奥に2つ、手前にも設置してあるので、暗くて困ることもありません。

建具がないだけでなく、寝室と地続きになっているので、ルンバは自由に行き来できますし、手動掃除機で掃除する際も楽です。


2016年7月22日金曜日

インテリア

まだインテリアのことを書いていませんでした。

家を新築するにあたり、インテリアを新調することはよくあることだと思います。しかし、うちには小さな子供達がいるのでずいぶんと悩みました。

仮に上等な家具を買ったとして、もし子供が傷つけたら台無しになってしまうかもしれない。それに、大人にとって最適な家具が子供に最適とは限らない。そう考えながら思索したわけです。

結局、新調したインテリアは少なく、多くの家具を旧居から持ち込むことにしました。新調したのは、カーテン、テレビ台、ソファー、ソファーテーブル、ラグ、それと照明だけです。それぞれ、インテリアフェアで実物あるいは相当品を拝見してから契約しました。

それぞれの商品は、コーディネーターの方と相談しながら選定しました。まずオススメを挙げてもらい、それをたたき台として自分たちの都合を勘案しながら商品を決めたので、それぞれの商品やメーカーについては詳しく知らないです。

カーテン。妻の友人が、まだお招きしていないにもかかわらず、道ばたから一目見て「気になって」いたとのことですから、女性受けのするカーテンになったようです。コーディネーターの方が様々な角度から検討してくださったので総合的な観点からデザイン的にしっくりしたものになったのだと思います。

テレビ台。コーディネーターさんのオススメをそのまま採用しました。いわゆる作り付けのテレビ台をこしらえてもらいました。材質は無垢の床に合わせたウォルナット。オーダーメイドなので後ろに隙間もなく、部屋の形と完璧にマッチしています。壁のコンセントや情報端末は、テレビ台の設計図を配慮して設置されたため、テレビ台の内側の最適な位置にあり、コード類はほとんど露出しません。引き出しやドアも非常につくりが良く、滑らかに動きます。どこの会社でつくられたものだったか、残念ながら忘れました。

テレビ台については、ひとつだけ欠点がありました。オーディオ機器を入れる棚のドアが木製で、中が見えるよう横長の穴がいくつか空いていたのですが、そこからはオーディオ機器のディスプレイ等がしっかりと見えません。子供にテレビの撮り溜めやDVDを見せる際、毎度ドアを開けて操作するのは不便なので、プレイヤーだけは棚に入れずテレビに並べて外に配置しています。

ソファーはフクラの製品です。今調べてみると、おそらく外見的にはカストールというシリーズのものになると思います。子供がいるので汚したり傷つけたりしてしまうことを恐れていましたが、半年経った今も綺麗に使えています。

ソファーを選ぶにあたり、下をルンバが通過でき、小さな子供がいても傷み難いものを希望しました。コーディネーターさんのアドバイスに従って皮のシートにしたのが功を奏したように思います。布だったら今頃シミだらけかもしれません。

ソファーの座り心地は、柔らかすぎず、しっかりとした安定感があります。毎日のように子供が跳んでいますが、今のところ劣化は感じません。カバーはかけていません。



皮のソファーなのでメンテナンスが必要です。1年に2度か3度、専用の洗浄液で拭き、オイルを塗ります。この洗浄液とオイルは納品時に数回分をいただきました。説明書の指示通りにメンテナンス作業をすると、まるで新品のようになります。

ある日、2歳の子供がソファーにガリガリと爪を立てて遊ぶという事件がありました。周囲に比べて少し明るい色の傷ができてしまったので衝撃的だったのですが、ありがたいことに、メンテナンス後には傷が見えなくなりました。どこに傷があるかさえわからなくなるほど。皮は削っても皮で、材質が同じだから、同じオイルでコーティングすると質感が同じになるのかもしれません。

購入したフクラのソファーは、普通に座っても良いですが、床に座って肘を掛けるのに都合がよい高さになっています。背もたれが低いので圧迫感がなく、コーディネータの方が説明して下さったように、部屋が広く感じます。

ボルスターと、オットマンと、クッションをつけました。ボルスターは好きな場所に設置できる1人用のヘッドレストです。深く腰掛けてくつろぎたいときに重宝します。

オットマンはソファーと同じ皮のもの。足を伸ばしたいときに使うほか、我が家では子供の歯磨きの際にも重宝しています。小さな子供にはちょうど良いベッドサイズなので、そこにバスタオルを敷くと子供は喜んで寝転がります。そして、ふわふわの上で楽しく歯を磨くというわけです。

クッションは皮のものが4つ。それからコーディネーターさんからのプレゼントで、布の明るい色のものが1つです。この1つがシックなソファーにひとつあるだけで、ぐっと引き締まるのですから不思議です。色彩のプロの視点はすごいですね。

ちなみに、こちらからお願いしていないのですが、住友林業の担当の方々から、さりげないプレゼントがいくつかありました。上のクッションはその1つ。もともと自分たちで購入するつもりだったのに、ある日突然、これはプレゼントにさせて下さいと言ってもらえました。粋ですね。

ソファーの手前には、やはりウォルナット製のソファーテーブルを置きました。その向こうにテレビ台があります。テーブルのメーカーは覚えていませんが、とにかくインテリアフェアで出会いました。

テーブルを選定するにあたり、ルンバの運用は当然のこととして、子供が登って天板の端を踏んだときにバランスが崩れるかもしれないと考えながら製品を選びました。上から見ると長方形で、四隅から垂直に足が生えているものにしました。いざ買ってみると、木に厚みがありかなり重いので、子供が乗ってバランスを崩すというのは杞憂だったかもしれません。

無垢のテーブルということで、表面にビニール製のシートは被せないようにとアドバイスをいただきました。新鮮な空気に触れられるようにしておく必要があるそうです。テーブルそのものには満足していますが、日々忙しいので片付ける余裕がなく、リビングの物置と化しています。

注意点としては、無垢のテーブルの場合、油系の汚れには注意をした方がよさそうです。ある日、子供が、ガラスに貼るゲル状のステッカーをテーブルに置き、一晩そのままにしてしまっていました。そうすると、ゲルから油が染み出たらしく、テーブルにシミがついてしまいました。この手の汚れはとれないので要注意です。天板を削ればよいのでしょうけど、どれくらい削れば良いのか未知数です。

ソファーテーブルの下にはラグを置きました。こちらもルンバとの相性のよいオススメ商品を提示してもらい、コーディネーターの方のアドバイスを受けながら選びました。明るい色だけれども落ち着いており、ソファーだけでなく、例の布クッションとも色彩的な調和がとれているので満足しています。毎晩ルンバが削っているようですが、半年経った今も、踏み心地や見栄えが悪くなったという印象はないです。これもメーカーを覚えていません。インテリアフェアで出会いました。

ダイニングテーブルの照明や、天井に埋め込まれた照明も、他のインテリアとうまく調和しています。

総じて言えることは、コーディネーターの方がこちらの要望にしっかりと耳を傾けて下さって、とても良い製品を紹介してくれましたし、こちらもプロのアドバイスを尊重して正解だったと思います。

新築時に検討したけれども買わなかったものの1つに、ダイニングテーブルがあります。これは買わなくて正解でした。子供がまだ小さすぎるので時期尚早と考えたのですが、そのとおりでした。でもいつかは新しいものにしたいですね。インテリアフェアで見たマルニ木工の椅子は印象的でした。これをお読みの方でダイニングテーブルをご検討の方は、是非、マルニ木工の椅子に座ってみるべきですね。どのように座ってもしっくりとくる、とても座り心地の良い椅子でした。

2016年6月16日木曜日

キッチン周り

今回は我が家のキッチン周りについて。

他の設備と同様に、キッチン周りについても打合せで色々と検討しました。打合せでは、色々な会社のキッチン設備のカタログをもらいました。その中で妻が望んだのはトクラスの製品でした。展示場でいくつかの代表的な設備を見た上で、トクラスのキッチンを採用することになりました。

トクラスのキッチン設備については、トクラスのWebサイトのカタログが参考になります。

うちで採用したものは、上のサイトで「Bb(ビービー)」と呼ばれているシリーズだと思います。シンクと天板、それとカウンター部分が、人工大理石と呼ばれる石のような素材になっています。

シンクの色は黄緑色。使用開始から半年以上経ちますが、困ったことは起きていません。黄緑色は相変わらず綺麗ですし、スポンジと洗剤で簡単に汚れが落ちます。

シンクと天板は熱湯に耐えられるそうですが、打合せの際に本当に熱いものはやめておいた方が良いと言われたので、アチアチのフライパンを置くようなことはしていないです。熱湯を流すことはありますが、確かに問題ありません。



シンクや天板の下に沢山の収納スペースがあります。この他に、背面に収納棚も設置しました。食器棚と家電を置く棚からなります。

背が高く、磨りガラスのスライド式のドアの食器棚を使っています。ドアは勢いよく閉めても柔らかいタッチで閉まります。建具のスライドドアと同じです。

家電を置く棚にはファンがついており、その棚のコンセントに接続した家電が動くと自動的に風を起こしてくれます。炊飯器が出す蒸気や、トースターが出す熱気が溜まらないようになっているわけです。おそらくそれらの家電の使用電力が一定量を越えたら感知して作動してくれるのだと思います。

もうひとつ、自動で動くものがあります。IHヒーターの上の換気扇です。IHヒーターはパナソニックの200Vのものを採用しています。ヒーターのスイッチを押すと勝手に換気扇が動き始め、ヒーターを止めてしばらくすると自動的に換気扇が止まります。

以前住んでいた家では、妻が料理をしてくれる際に換気扇をつけないことが多く、僕は熱いのが嫌なので度々スイッチをオンにするよう指摘することがありましたが、今はそのようなことがなくなりました。



IHヒーターも様々な製品から選ぶことができましたが、せっかくの機会なので、できるだけ上等なものを選ぶことにしました。200Vは当然として、いろいろな機能を備えているらしいものを検討した結果、パナソニックの製品となりました。

僕自身はまだ使いこなしているとは言えませんが、お魚もふっくらと焼けるし、タイマーが使えるし、お湯が湧いたら自動でオフにすることもできるし、油の温度はコントロールできるし、電源を切っても熱いうちは赤く光ってくれるので、気に言っています。

このほか、打合せのときに勧められて、浄水器を設置しました。ラピュールという会社の製品です。

ラピュールのWebサイトを見つけました。PDFの資料もあります。本体価格は10万円ほどになっていますが、僕たちが購入したときは住友林業のキャンペーンのため6万円程度で住んだと記憶しています。トクラスのシンクには追加の蛇口を設置できる余裕があり、そこに浄水器の蛇口をつけてもらいました。シンクの下に本体のカートリッジ部分があります。

資料にあるとおり、塩素などを取り除いた上で、ミネラルを補給してくれるタイプの浄水器です。住んでいる地域が軟水の地域のためコーヒーに向かないのですが、この浄水器でつくった水で淹れると美味しい気がします。未処理の水と同時に比べたことがないので、いつか比べてみたいと思います。料理はすべてこの水を使っています。



カウンターの手前には、写真にある棚を設置しました。設計担当の方のおすすめです。奥行きはそれほどないのですが、手前の壁が左右にスライドすることで棚にアクセスできるようになっており、見た目も綺麗だし、ダイニングで必要な箸やスプーンなどを置いておくのには重宝しています。



2016年5月11日水曜日

住宅ローンとつなぎ融資

我が家を建てるにあたり、住宅ローンを利用しました。そのあたりの経緯について、まとめておこうと思います。

先に断っておきますと、半年以上も前のことですからちゃんと覚えていないことも多いです。ここに書いてあることを鵜呑みにせず、営業担当の方に直接相談されるのが一番だと思います。

まず、つなぎ融資と呼ばれるものについて。これは、いわゆる住宅ローンとは別の借金です。住宅ローンの融資は建物が完成した後でないと実行されないので、完成以前に必要なまとまったお金を工面できない場合、つなぎ融資を利用することができます。

新築で家を建てる場合、建築請負契約が成立した時点での「手付金」や、棟上げが終わった時点での「中間金」など、まとまった金額を支払う必要が何度かあるというのが通例のようです。これらは資材の購入等にあてられるものなので請負金額の数十%に達するとのこと。これらの支払には住宅ローンが利用できないので、つなぎ融資を利用するわけです。

僕たちが住友林業で家を建てる際、土地の購入に関するものを除いて、家の引き取りのタイミングまでは多額の支払をせずに済みました。「手付金」や「中間金」と呼ばれるものがなかったのです。最後にちゃんと払ってくれるはずだからいいですよ、という感じでした。会社として資金力があるからなのか、あるいは支払能力を見定めた上で顧客を選んでいるからなのか、その理由は不明です。

とにかく、途中で多額の資金を工面する必要がなかったので、つなぎ融資を頼る必要がありませんでした。当然ながらそれに伴う利息も発生しないので、このやり方は顧客にとってお得だと思います。

住宅ローンについては、営業の方がお薦めの金融機関とサービスを紹介してくれました。返済計画なども一緒に考えて下さり、何度も一緒に金融機関の窓口に足を運んで下さって、満足できるかたちで融資を受けることができました。

営業の方が紹介して下さった金融機関は、住宅ローンの融資金を住友林業に直接支払うことができる金融機関でした。僕たちの口座には1円も入らず、住友林業の口座に直接振り込まれる形です。これは代理受領と呼ばれるそうです。この代理受領という仕組みのおかげで、融資を受けたお金を自分で住友林業に支払うという手間がはぶけました。

これらの資金計画については設計以前の段階から営業の方が丁寧に説明して下さっていたので、ど素人の僕たちでも、いつまでに何が必要で、そのためにいつどういったアクションを起こせば良いのかを、常に前もって知ることができました。営業の方が適切なタイミングで連絡を下さるのですが、僕たちの生活リズムをしっかり把握されていて、一番電話を受け取りやすい時間に連絡を下さったのもありがたかったです。

確定申告

家を新築して住宅ローンの融資を受けると、確定申告をしなければなりません。初めての経験のことだし、いろいろな書類が必要とのことで、当事者はかなり憂鬱になります。

確定申告の季節が近づいてきたころ、住友林業から郵便が届きました。そこには何と、確定申告に必要な書類がリストアップされているではありませんか。しかも、必要な書類のうちのいくつかは住友林業からかつて受け取ったものであり、それぞれがいつ頃、どのような書類と共に受け取ったはずのものであるかが書かれていたのです。これは非常にありがたかったです。

住友林業で契約すると、最初に大きな黒いカバンをくれました。そこに図面を入れたり、重要な書類を入れて保管するように言われていたので、そのようにしていました。このカバンとアドバイスが本当に的を射たものでした。引越を機にどこに保管したのかわからなくなったものが沢山あるなかで、住友林業関係の書類がひとまとめになっていたので散逸を防ぐことができました。

この書類セットのなかに、確定申告に必要な書類が入っていたんですね。設計図や契約書類はもちろん収められていましたし、長期優良住宅関係のものなど、例の書類リストを読んで初めて存在に気づいたものがいくつかありました。

わからないこと、不安なことは、全部、住友林業の営業の方に電話して教えてもらいました。提出すべき書類には、契約書など、コピーが必要なものがいろいろありましたが、どこまでコピーすれば良いかも教えてもらいました。こちらからの電話は一度ではなく何度も小出しになってしまいましたが、いつも丁寧に対応して頂けたので、本当に助かりました。

ネットであらかじめ書類を作成し、コピーが必要なものはコピーを添えて、確定申告会場に向かいました。提出ブースに並び、書類の束を担当者に渡すと、担当者が概要を確認して下さいました。それで確定申告は終わり。朝早くに行ったのですぐに終わりました。


以下、自分が確定申告(住宅ローン控除)をしたときに用意した書類のまとめ。

確定申告A
・(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書
 この計算明細書は自動生成される

地震保険料控除証明書(2枚)

源泉徴収票
・所得金額が3,000万円以下、および所得税額を証明する

借入金残高証明書
・償還期間が10年以上であることを証明する

登記事項証明書
*建物登記謄本
*土地登記謄本
・住宅の床面積(50平米以上)と所有割合を証明する

不動産売買契約書(主要部分のコピーを2部とる)
・住宅ローン控除の対象である取得価額を証明する

建築請負契約書(主要部分のコピーを2部とる)
#工事請負契約書
#着工合意書
#覚書
・住宅ローン控除の対象である取得価額を証明する

住民票
・家屋取得から6ヶ月以内の居住開始を証明する

長期優良関係の2書類(コピーを2部とる)
#住宅用家屋証明書
#長期優良住宅建築等計画の認定通知書


#マークをつけた書類は住友林業がくれたファイル類に入っていました。

*マークをつけた登記事項証明のための書類は、法務局の「かんたん証明書請求」で請求できました。郵送を依頼することもできますが、所定の事務局での受取りも簡単でした。指定された場所を訪ねて受付で受けとりに来た旨を伝え、わずか数分待つだけでゲットできました。

2016年3月17日木曜日

水道の凍結防止

うちには、家の外で水を使えるよう、2つの水道栓があります。ひとつは道路寄りの地面に埋め込まれていて、ホースだけを外に導けるタイプの蓋があります。もうひとつは勝手口近くにあり、こちらは立水栓と水道パンのセットになっています。設計打合せの段階から当然のように配置予定になっていたので、おそらく2つとも標準装備なのだと思います。特に後者は重宝していて、子供が庭で遊ぶとき、車の洗車時、家の窓を外から洗う時に使用しています。

この家は、冬には氷点下になる地域にあります。寒い日の朝に水道栓が凍結して破裂したのを見たこともあります。新しい家で初めての冬ということで、冬が本格化する前に、立水栓の蛇口の保護策を講じることにしました。結果として、無事冬を乗り越えることができたのでここにメモしておきます。

立水栓の傍の地面には青くて四角い蓋があって、おそらくその中に水道の元栓が内蔵されているのだと思います。最悪の場合(蛇口付近が破裂したら)その元栓を閉めて元を絶てばよいわけですが、この蓋は三角ネジで固定されているので応急処置はできそうにありません。三角ネジが無いから中身を見たことがありません。いつか買っておこうと思いつつ、もう何ヶ月も経っています。

さて、購入したのは、日本電熱の「蛇口ヒーター WV-2」という製品です。12月にアマゾンで1,806円で購入したけど、現在(3月17日)706円(在庫3)になっています。この手の製品の値段は季節差が激しいですね。商売できそう。

この製品は、先端がヒーターになっているコード1本と、そのヒーターを蛇口に固定するためのプラスチックケース1つを含んでいました。

経験豊富な建築士さんが設計してくれていたからでしょうか、蛇口の傍に野外コンセントがありました。さすがですね。アマゾンから届いたその日に電源コードをコンセントに挿して、ヒーター部分を蛇口にセットしました。とても簡単。

電源スイッチなどはなく、ただつなぐだけ。おそらく温度センサーが入っていて、蛇口を凍結しない程度の温度に保つのだと思います。氷点下になりそうな時期には、ヒーターをつけた蛇口をタオルで巻いて、それをビニール袋で覆っておきました。この対策が功を奏したのでしょうか。とりあえず、この冬は凍結せず乗り越えることができました。


冬期の空調

いま家を建てるには24時間の換気が義務づけられているそうです。我が家でもずっと換気システムが動いています。木造家屋にとって換気はとても大切なことらしく、設計打合せの段階から建築士さんが、ちゃんと換気するよう何度も教えてくれました。

うちの換気システムでは、屋根裏にある装置で強制排気をすることで間接的に外気を取り込みます。空気を外に出すと空気圧が下がるので、各部屋にある通気口から外気が入ってくるのです。通気口にはフィルターがあり、空気中の塵はそこでトラップされます。言い換えるとフィルターしかないので、外の空気がそのままの温度で入ってきます。

もちろん空気の流れは遅いのですぐに寒くなるということはありませんが、対処しなければ、外気が冷えるほど室内も寒くなるはずです。せっかくのアルゴンガスの二重窓も、外気をもちこんでしまえば台無しのような気がします。でも換気は建物にとってとても大事だから換気システムをオフにはできません。

そこで、寒い冬は暖房をオンにするわけです。我が家では、各階にエアコンを設置していますが、1階は主にエアコン、2階は主にオイルヒーターで暖をとります。

換気は大事だけれども、乾燥しすぎるのもおそらく木材によくないことでしょう。そこで我が家では、暖房の季節が来る前に加湿器を設置しました。1階には大きめの加湿器を、2階には寝室があるので加湿機能つきの空気清浄機を設置しました。

加湿器は気化式です。1階のリビングには、パナソニックの洋室19畳用の製品を設置しました。FE-KFL07-Wというものです。2階の寝室には、同じくパナソニックのF-VXL55-Wという空気清浄機を設置しました。これらの製品は湿度を60%付近に保つことができるので重宝しています。加湿のし過ぎは良くないし、乾燥のし過ぎもよくないでしょうから。寝室の空気清浄機はヘパフィルターを採用しているので花粉症の季節にも重宝します。

2階にはデロンギのオイルヒーターを設置しました。QSD0915-BLというものです。このオイルヒーターは優れもので、設定した温度をみごとにキープしてくれます。タイマーもあるので便利です。アマゾンの表示では10~13畳用となっていましたが、時間をかければ2階全体を暖かくしてくれます。これはやはり、壁と窓の断熱がしっかりしているから可能なのだと思います。

言い換えると、換気システムを動かしていたとしても、空調を適切に動かせば、十分に暖かい居住環境をつくることができます。

1階の加湿器は、水タンクが1日で空になります。毎日水を加え直すのは面倒なのですが、実は加湿はとても大事だということに気づきました。どのように大事かというと、加湿をしているときとしていないときでは、エアコンの暖房効率が明らかに違うのです。

我が家のリビングには、壁の上のほうに温湿度表示つきの時計を設置していますので、温度と湿度を客観的に定点観測できます。加湿器の作動中は湿度が60%弱で保たれます。加湿器の水タンクが空になって加湿が止まると、湿度は徐々に下がっていきます。

面白いことに、加湿器が動いておらず湿度が低い状態だと、エアコンの暖房をオンにしても、なかなか室温が高くなりません。一方、加湿器のおかげで湿度を60%近くに保っている場合、すぐに室温が上がってきます。明らかに暖房効率が違います。

この理由はよくわからないのですが、無垢の床は文字通り木材だし、壁や天井にも木材や石膏が使われているので、これらの材質の保温能力は湿度の影響を強く受けるのではないかと思います。とにかく60%の湿度を保つとエアコンの効き具合が良いのです。エアコンを18に設定すると、我が家の場合、壁時計の高さの温度は20で保たれます。

室温が20℃になると、床も冷たくありません。無垢の床の暖かみというやつでしょうか。冬でも裸足で居られます。

1階のリビングの加湿器に比べると、2階の寝室の空気清浄機の水タンクは長持ちします。エアコンを使わずオイルヒーターで暖をとるのに加え、そもそも家族4人が寝るので湿気が発生しやすいからだと思います。